2006/12/10 (Sun) 過去は変えられない。今、生きてる事。

部活で、少しの間だったけど
一緒に活動してきた、同じ学年の男の子が
この世で、もう見ることがなくなってしまった。



今日は、最後のお別れをしてきた。
みんな泣いてた。
泣き崩れてた人もいた。
私は、出来るだけ泣かない様にした。
昨日すごく泣いたし、
過ごしてきた時間の中で、
悲しいと思ったことは無かったから、
最後は泣きたくなかった。

まだ、信じられない。
明日、学校に行ったら、
自分のクラスで、期末テストの最後の勉強を
友達と教科書見ながらやっている気がする。
たまに、「スナイパー」って、
声をかけてくれる気がする。

昨日いた人が、
今日は居ない。
あんな狭いところで眠っていた彼の姿は、
綺麗過ぎて、蝋人形みたいで、
似ているようで、まったく違うものみたいだった。

私はこの事実を、
どれくらいかけて、全てを受け止める事が出来るだろう。
分からないけど、


彼は生きてた。
今日来ていた人の殆どの人の心の中に
彼は居て、きっと笑っていたと思う。

けど、
それでも世の中はいつものように時間が過ぎて、
こんな事、無かったかのように
回り続けてる。



だから私は忘れない。
出来る事はそれしかない。
彼が居た事は本当で、
彼が居たから、変わらなかった日常が
少しだけでも、変わった事は間違いの無い真実だから。
彼の生きた１６年の中に
少しでも、たった少しでも自分がいたことを
誇りに思いたい。










これからも、私は生きるから。
私は、君を、忘れない。